ペットシーツの除湿能力についての考察

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Twitterではやたら炎上しましたが、ちょっとおもしろい話だな、と思ってしまったので、実験・考察してみました。

 

目的

爬虫類飼育に置いて広く使われているペットシーツ。吸水効果だけではなく吸湿の効果について実験を通して数値を算出、結果を考察してく。(脱皮不全の原因になるかどうかという点は、今回のSubjectからは外させていただきます)。

 

実験

通常利用する際に最も乾燥している状態であろう、「乾燥剤入りのパッケージ開封直後のペットシーツ」、サイズは32cm×45cm、の物を計器と共に密封ケース(4.2L)に、できるだけ吸水面積の広い状態で入れた後に封をする。

開始時と、最も湿度が下がった段階でデータを取り、2点に置いてのTetensの式【e=6.11×10^(7.5t/(t+237.3)】を用いて飽和水蒸気圧を求めた後に、状態方程式により空気中の水蒸気量を取り【a=217×e/(t+273.15)xrh/100】、差を用いてペットシーツが吸収した水分量(g)を算出する。ペットシーツの吸湿条件にも関わるので、2点は同じ温度にできる様に心がける。

 

初期段階

 

 

開始時の状態は22.4℃、湿度は65%。これは室内の環境と同じ。

ケース内の水分は各式より

 

12.9×4.2/1000=0.05418

 

0.05418gの水分がケース中に含まれている事になる。

 

吸湿後

 

 

2時間程で湿度の変動がほぼ無くなったため、そこから1時間更に待った所で観測終了とした。

終了時の状態は22.4℃、湿度は50%。空気中の水分は各式より

 

10×4.2/1000=0.042

 

空気中には0.042g程の水分が存在している事になる。

 

結果

二段階の数値の差を取ることでペットシーツに吸収された水分量が算出可能。結果0.01218gとなった。

 

考察

減った水分量を見る限り、ポリマーに特別な除湿効果はないと思われる。乾燥の問題は、新聞紙を始めとしたその他の床材と同様に、密封空間でも無い限り、ペットシーツにより湿度の低下はほぼ無視できる範囲内と言っても問題ないだろう。今回の様な湿度の変動は、開封後の一ヶ月程度のペットシーツではほぼ観測できない点も付け加えておく。

霧吹きの噴出量は、小型の物でも大体1cc、つまり1gはあると考えると、たとえ乾燥状態であっても改善は容易。

別の実験では通常のケージ内にペットシーツを敷、霧吹きをして湿度の変化を見たところ、80%前後を常にキープする事ができた。

 

まとめ

実験、と言うには拙いものですが、の結果を見る限り、ペットシーツと乾燥を結びつけるのはやや難しいでしょうね。もしペットシーツを導入する事でガクンと湿度が下がった場合はその他の原因を探るべきだと思います。

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