ソラリウムを軽く触ってみました

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ソラリウムについて

2019年に入ってしばらく照明界隈に関してはノーマークだったのですが、いつの間にかにゼンスイから爬虫類用のメタハラが発売された、との事なので、特に使う予定もないのに購入してみました。

まず前知識として

ゼンスイはソラリウム以前からソーラーラプターというメタハラを発売しています。といってもソーラーラプターは、おそらくだけどドイツの方からライセンスを頂いているだけで、本体はPSEすらないような代物です。今回ゼンスイの爬虫類用品部門petpetzoneから自前のメタハラが発売されたので、今後ソーラーラプターの方は徐々に売りを細めていくんじゃないかな、と思ってます。

完全に憶測ですが。

さて、実物を見る前に予習をしておきましょう。

 

共通安定期を採用!
出力切り替え操作により 30・50・70W 、全ての交換球が使用可能になります。生体の成長や照射距離に応じて、紫外線量の照射量を変更できます。

豊富な紫外線量により様々な環境を再現可能に!
有用紫外線が豊富に含まれているため、照射距離によって様々な環境を再現できます。

専用設計されたクランプソケットを採用!
使いやすさと排熱効率を考えたクランプソケットを使用した設置やドームタイプとしての設置方法が可能です。


強力なスタンドクリップを採用!
強力なクリップを採用することにより、安定した設置が可能です。

引用:ゼンスイ

 

公式ページに誤記や画像のミスが多くてなんかもうあんまりやる気がないのかな、と思ってしまうのですが、まぁその辺は置いておいて、、、他のメタハラと明確の違う点は共通安定器を採用しているという点です。安定器側のスイッチを切り替えて対応した電球を変える事ができる、というのは界隈では初めて見る機能です。

安定器って基本屋根裏だったり、壁裏に設置する物が多いので、こういう安定器に何かしらの操作が入れられるタイプは珍しいですね。PHILIPSから似た性能のバラストが販売されているらしいのですが、私は実物を見たことがありません。

 

本体を見ていく

一次配線

プラグから安定器までを一次配線と呼びます。

 

 

驚く事にアースがありません。どうせ誰もつけないから省いてしまえという事でしょうか?ショップですら「アースいらないっすよwww」って言ってるのが現状なのでこういう事になっても致し方ないのかもしれません。基本無くても大丈夫ですが、いざという時アースがない場合、生体全滅どころか家まで燃えるのは覚悟してくださいね。

続いて道中にスイッチが入ってます。配線は約1.8mぐらいです。メタハラの二次配線(安定器からライトまで)には高圧電流が流れますので、ショート要因になりかねないスイッチは一次配線側についてます。

 

安定器

例の金属製の箱です。

 

 

安定器の役割についてはここでは語りません。メイドインチャイナですが、PSEマークとCEマークが入ってますね。そのうちEUでも似たような製品が出るのかもしれません。

スイッチを切り替えると対応電球を変えることができます。点灯中にスイッチを入れ替えても出力が変わるだけで、大惨事にはなりませんが、実際に使っている電球と違うものを選ぶと多少電球に悪影響を与えると思うのでやめましょう。

品質に関してはどうでしょう。放熱構造等それほど優れているようには見えませんが、触ってみる限りそこまで怪しい物ではないとは思いますが・・・。ソラーレの安定器はよくできていたのですが、ソーラーラプターの安定器は個人的にはイマイチだと思ってるので、ソラリウムはどうなのか気になるところです。耐久力に注目ですね。

 

二次配線

こっち側には高圧電流が流れるのですが、使っている電線は一次配線と同じ上に、クランプとの接続する端子が道中に入ってます。

 

 

一応ネジ止めできるのでそこまで危険ではないと思うのですが、ここがゆるゆるになると大事故に繋がりかねないので、絶縁テープでぐるぐる巻きにするぐらいの意識は持ってもよいかもしれません。ちなみに二次配線の長さも1.8mぐらいです。二次配線は本当はあんまり長くない方がいいんです。70Wだと2m以上はNGなので、ギリギリまで長い感じですね。

 

ソケット

 

 

作り自体は普通な感じです。カバーは簡単に取り外す事ができますが、このカバーは掃除の時以外は特に外す理由はないと思われます。造り自体はやや安っぽいですが、アルミニウム製なので放熱性も高いと思います。クリップの握力はなかなか強く、安定感がありますね。このクリップは簡単に取り外す事ができるので、ドーム型のランプとしても使えます。パワーサンHIDの様に重さはないですので、やや安定感にかけますが。

 

電球

見た目はソラーレ、ソーラーラプターと一緒です。ありがちなチャイナ産レフ電球です。一応ラプターやソラーレ電球には無い、PSEマークがあります。性能については後ほど。

とりつけるとこんな感じです。

 

 

丈が他と違うパワーサンHIDのライトも取り付けられます。外すのがちょっとだけめんどくさいですが・・・

 

 

他種メタハラ電球との互換性について

メタルハライドランプの互換性というのは結構難しい話で、例えばソーラーラプターにソラーレの電球をつければ点灯こそしますが、W数なんかが微妙に違っていて、電球の寿命が短くなる、純正灯具を使った場合と出力が変わる、という事が考えられます。

つかって劣化していくと、純正の灯具ではまだ点灯するけど他の安定器だと・・・なんて事も普通にあるので、完全に互換性がある!とは言いにくい部分があります。

まぁその辺も踏まえてチェックしてみました。

 

  • ソラーレ電球・・・問題なく点灯。やや異音あり。
  • パワーサンHID・・・問題なく点灯。
  • ソーラーラプター・・・W数を該当電力に設定後すべて点灯。やや異音あり。

 

それぞれ出力に問題はありませんでした。

共通安定器について

ちょっと気になったので、スイッチが正常でない状態での点灯を試験してみた。

基本的には70Wのスイッチを入れても35Wの電球をつける事はできますし、35Wのスイッチが入った状態で70Wの電球を点灯させる事も、電球の状態にも依りますが、できます。

ただし70Wのスイッチが入った状態で35Wの電球を入れると、最悪中の電球が破裂する可能性があります。電球はしっかり防護されているので悲惨な事にはなりませんが、避けた方がいいでしょう。

逆に35Wにスイッチを入れた状態で70Wの電球を点灯させようとすると、出力が弱く点灯しにく状態になります。メタハラの寿命ってのは点灯した回数に大きくよりますので、不安定状態の点滅はそれなりに電球にダメージが入ります。

つまるところ、電球と違うW数を設定する事はデメリットしかないのでやめましょう。

 

紫外線強度について

今回はzoomedのST-6を使い、ソラリウムライト70WのUVB照射量を測定。点灯後1時間ほど待った後測定。

 

 

本当は新計器を大量導入したかったのですが、諸事情で断念。今回はそれほど詳細かつ正確なデータが出せません。簡易的な物で勘弁してください。後ほど更に精度を上げた検証をするかもしれませんし、しないかもしれません。

 

 

さて、数値だけ比べると、ソーラーラプター70Wより更に紫外線が強いですね。光度も45cmで35000lmほどありますので、明るさの方も十分あります。

ゼンスイの提出データがソーラーラプターと同じ、という事もあり、電球を流用しているのではないか?との話もちらほら出てましたが、色温度が違う、紫外線強度も違う、認証関係も違うという事で、おそらく違う電球を使っていると思います。

 

色温度の違いはあると思うのですが、写真ではちょっと表現しにくいですね・・・

 

 

ちなみについでですが、ソラリウムにソーラーラプター70Wを取り付けて紫外線を測定しました。ほぼ新品(点灯時間10時間以内)のソーラーラプタ-70Wを3個、1時間ほど点灯させた後に数値を取り、平均を取った数値です。

安定器の出力に多少差があるものの、ほぼ通常のソーラーラプターの出力と変わりませんね。私の記憶が確かならソーラーラプターの方が電球の値段が高かったと思うので、無理にラプターを使う必要はないですね。ソラーレみたいにとにかく安い電球なら話は別ですが。

 総評

 

個人的な感想ですが、触った感じだと、バラストに設計的な不具合が潜在していたとかでない限り、現状でレフランプタイプのメタルハライドランプでは一番使いやすいと思います。クリップ型としてもドーム型としても使えるのが便利ですね。紫外線強度に関しては強度が強く、生体に近づけて使いにくい部分もありますが、近づけたいのであれば50wや35wを使うという選択肢もあるので融通が効きます。

現状のレフランプメタハラのラインナップは造りが微妙なソーラーラプターと、形状が特殊なパワーサンHIDしかないので、以前のソラーレのようにとりあえずオススメ!と言いやすいメタハラだと思います。

ただ、あくまで消去法的にオススメというだけであって、これは絶対買え!と熱意を持って薦める物でもありません。悪しからず。

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