ソーラーラプター マーキュリーランプ 100w レビュー!

 ドイツから来た第三のセルフバラストとして昨今話題になっているソーラーラプターマーキュリーランプ、こちらを分析してみましょう。実はかなり前から国内には来ていたのですが、ゼンスイがバックに入ってきてから、急速に出回ってきましたね。

 

まずはじめに、他の電球に比べてとても大きいですね。

 

バラストが内蔵されているという事なので、ハイパーサンやパワーサンも他の白熱電球に比べると大型ですが、ソーラーラプターの100wは他のセルフバラスト式に比べて1.5回りぐらい大きいです。ドームカバー式のソケットは物によっては入らないので注意しましょう。ゼンスイから出ている物を素直に使うのがベター。

 

ソケットの口金はいつも通りE-26、普通のソケットに入ります。バラストは電球の中にあるので、安定器は必要ありません。ソーラーラプターにはHIDタイプとマーキュリーランプがありますが、性能含め全く別物なので、購入の際にはご注意をば。

 

性能

紫外線

こちらは新品のソーラーラプターを真下に吊るして、直下の紫外線を計測した結果です。

UVA

距離(cm) 紫外線強度(mW/cm2)
20 11.4
30 7.62
40 3.38
50 0.727


UVB

距離(cm) 紫外線強度(μW/cm2)
20 714
30 350
40 205
50 120

 

注目すべきはUVB量。メタハラに迫る強烈なUVBですが、光にムラがありすぎて、直下スポットから1cmも外れると、途端にUVB量が大幅に減ります。これはレフランプの形をしている電球であればある程度は仕方ない部分なのですが、ソーラーラプターの場合は特に顕著にその傾向が出ました。

 

NLEA1212

 

紫外線は強い部分はかなり強く、弱い部分は弱い感じですね。直下点から見た同心円上でも、3倍以上の差が開くポイントもあります。光の強弱部分があるのは見て取れると思います。この癖のため、接射しすぎると目を痛める恐れもありますので、しっかりと距離を取って使用する事をオススメします。遠くから使えばこの癖はそれ程気にならないと思います。

とまぁ、様々な点を考慮してみましたが、UVB源としては優秀と言わざるを得ません。パワーサン、ハイパーサンと比較しても(後日比較記事を上げます)、UVB量だけ見たら大きく優れています。

ちなみにUVCに関して言えば、25cm程で直射日光とほぼ一緒程度になります。気になる方はそれ以上近づけなけない様にしましょう。

光質

明るさは30cmの距離で8220Luxです。こちらは晴れの日の日陰ぐらいですね。メタハラには到底及びませんが、こちらも優秀な値だと思います。色温度はハイパーサンに近い感じの白色です。個人的には、パワーサンの暖色の方が好きですが。

 

熱量

30cm程の照射距離では大体直下が+10℃程度になります。バスキングライプとしては使えなくもないですが、トゲオアガマ等のアツアツなバスキングスポットが必要な種類にはやや物足りない感じはします。

 

注意点

性能だけでみたらセルフバラスト三兄弟の中でも筆頭クラスなのですが、このソーラーラプターはちょっと弱点、というか問題があります。まず一点目ですが、先程書いた、紫外線強度にムラがあるので、近く設置しすぎると目などに優しくない点です。ただ設置位置を考えれば大した問題にはならないでしょう。

もう一つの問題点として、この電球自体が非常に不安定という点です。多分電圧の問題だと思われます。電源からの直取りであれば大分安定するのですが、それでも稀に点滅します。飼育者同じみのタコ足配線だと、電圧はさらに落ちるため、点滅頻度はさらに高くなります。再点灯が不自由なセルフバラスト水銀灯においてこれは重大なデメリットです。
こちらは3つ買って全部この症状が出ているので、仕様か、もしくはロットまるごと不良品なのか、なんともいえませんが、日本だけでは無く海外のフォーラムでも同じ症状を訴えている方がいるので、おそらく偶然の3球ではないと思っています。筆者の家は超タコ足なので、この安定しない電球を買うことは二度とないでしょう。

こちらの購入を考えている方はできるだけ安定した配線で使用する事、口金にはしっかりと取り付けること、そして箱や説明書は不良品の交換の時に使うこともあるかも知れないので捨てない事、この3点はしっかりと意識しましょう。

ちなみに不具合がない、とおっしゃっている方もいらっしゃるので、この点についてはちょっと未知数です。

 

 

総評!

スペックだけみたらかなり優秀なUVB源だと思います。真下に向けてバスキングスポットを作るのも良し、斜めに向けて広範囲に紫外線を飛ばすのも良しです。距離を取って使う場合はバスキングスポットの温度が心もとなくなるので、他のランプも追加しましょう。フトアゴ、サバンナモニター、などなど幅広い種をカバーしてくれると思います。

ただし、最後に書いたように問題もあるので注意しましょう。この手の点滅減少はメタハラやセルフバラスト電球では時々起こる事ですが、このレベルの不安定さはハイパーサンやパワーサンではありえませんでした。安定した光源を求めるなら避けた方が無難でしょう。

 

追記

現状点滅病を誘発する条件として

タコ足配線

50Hz帯である事

電線から遠いこと

などが上っています。60Hz帯在住の使用者の中には安定して使えている方も多い模様です。要するに電圧降下に依る部分が多いみたいですね。今後改善される可能性もあるのですが、現時点では引き続き点滅病の症状が出る可能性が高いでしょう。特に50Hz帯在住の方は注意!

 

2018/03/12追記

点滅病の話をあんまり聞かなくなりましたね。改善されたのかもしれません。

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