ヨーロッパイエコオロチとフタホシコオロギの違いについて

最初は結構気にするけど、慣れてくると全く気にもとめなくる典型の様な知識。

イエコとフタホシどっちが良いの?という質問を時々見かけます。とりあえずメモ程度に私の考えをツラっと書いておきます。

 

 

ヨーロッパイエコオロギ

西南アジアを中心に分布するコオロギの仲間。トカゲの餌としては最もポピュラーで、「イエコ」の相性で忌親しまれている。卵を大量に産み、成長も早く、環境適応能力もバカ高いので自分で繁殖を試みる飼育者も多数存在する。部屋に逃げ込むと勝手に成長して騒音兵器と化すので、どの飼育者も極力逃さない様にしているが、結局いつの間にか逃げる。

 

フタホシコオロギ

イエコとは系統的にも離れているけど、こちらも餌コオロギの代名詞と言える存在。ぷっくり太っていて、動きも鈍いので、餌としては優秀な気はする。ただし、フルアダルトの顎の力は馬鹿にできないレベル、音色も怪音以外の何物でもなく、寝室にフルアダルトが逃げ込まれたらストレスで不眠症になる事うけあい。

また蒸れに弱く、夏場に全滅させたフタホシ箱は爬虫類飼育のモチベーションを全て奪うレベルのトラウマになる可能性も。成長も遅く、繁殖もイエコよりやや面倒。

 

二種の違いについて

 

栄養価はフタホシの方が良い・・・のか?

ややフタホシの方が栄養価が高いだの、イエコの方はキチン質が多いだの、様々な情報を目にしますが、どの論文、サイトを見ても情報がマチマチ、結局のところこの二種のコオロギの栄養価はそれ程差がない、という事だと思います。水分量が豊富な分フタホシの方が良い感じはする物の、この辺は結局粉々にして成分分析しなくてはいけないので、個人レベルで評価するのはなかなか難しいと思います。

ただ野菜を与えた際、カロテンの保持率に差があり、フタホシの方が効率良く栄養カプセルとしての役割を果たしてくれるそうです。確かにたっぷり野菜を食べさせたあとのフタホシを見ると、その理由も納得できる部分が。

 

消化はどちらが良い?

こちらもなんとも言えません個人的な経験から言うと、飼育種によってこの二種の餌、消化の良さが逆転する場合が結構あり、お腹の優しいからどっち、みたいな餌の決め方はしない方が良いかと思います。心配なら触覚、顎、足を取っておきましょう。

 

食いの良さもなんとも・・・

どちらの方が食いが良いか、というのもなかなか難しい問題。これも種類、生体によって大きく異なります。

例えばうちのアブロニアはオスはフタホシを見ると弾丸の様に飛びついてきますが、イエコだと嫌な顔をして目をつむります。モトイカブトトカゲはフタホシを余り食べてくれません。これは単に好みの差なのか、餌に対する飽きがあるのかはなんとも言えませんが、もしイエコを食べない!という場合はフタホシを試してみると打開策になる事もあります。

 

餌のキープし易いさではイエコに軍配

フタホシは良く落ちる!とまでは言いませんが、とにかく蒸れに弱いです。臭いしヘタるし、コツがわからないうちは本当に最悪です。慣れればどっちもさほど変わらないのですが、自信の無いうちはイエコから手を付けてみるのがオススメ。あと、大人になった時の怪音はイエコの方が気持ちマシです。最もどちらも激しく不快なので、寝室で餌の管理なんてする物ではありません。

 

繁殖難度もイエコ

イエコの方が簡単に増やせる上、成長が早く、卵を生む頻度も多いです。フタホシは環境のキープにコツが必要なので、フタホシを増やすにしてもイエコで経験を積んでからがオススメ。

 

総評

個人的な意見にはなりますが、慣れてない方はイエコメインで行くことをオススメします。慣れて来たら好みを方を使うか、両方キープしましょう。同じコオロギですが、やはり単食は飽きもありますし、栄養価が偏ります。一番良いのは身近に餌のバリエーションが豊富な専門店がある事なんですけどね。

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